●ゴマの特徴
アフリカ原産といわれるゴマ科の植物の種子で、外皮の色によって黒ゴマ、白ゴマ、茶ゴマに分けられます。栄養価的にはほとんど変わりません。
いりゴマ、すりゴマ、練りゴマ、洗いゴマなどに加工されて市販されています。いりゴマは、水洗いして乾燥させたゴマを煎ったもの。包丁で刻むなどして使います。すりゴマは、いりゴマをすったもの。練りゴマは、いりゴマをペースト状にすりつぶしたもの。洗いゴマは原料のゴマを水洗いして乾燥させたもので、焙煎していないものですが、年々減少する傾向にあります。
ゴマの色の違いは皮に含まれる色素の違いです。皮をむくと中身はどれも乳白色で、栄養的にもほとんど同じです。 風味がそれぞれ異なるので、好みや料理で使い分けるとよいでしょう。
ゴマは『不老長寿の秘薬』と言われるほど栄養価が高く、主成分は脂質約50%、タンパク質約20%の高カロリー食品ですが、脂質のリノール酸は必須脂肪酸で、コレステロール値を低下させる作用があり、タンパク質はアミノ酸組織のバランスに優れています。
このほか、食物繊維、カルシウム、鉄分、γ-トコフェノール(ビタミンE)などが含まれており、ゴマに含まれるミネラルとして代表的なのものがカルシウムであり、100g中1、200mgものカルシウムが含まれており、これは牛乳の12倍といわれています。
ゴマの抗酸化成分「ゴマリグナン」に最も多く含まれる物質がセサミンで、美肌や代謝の活性化にもよいといわれます。 ご家庭のゴマ油が他の油より酸化しにくいのは、セサミンを含んだゴマリグナンのおかげです。
しかしゴマは硬い殻に覆われており、そのまま摂ったのでは大切な栄養成分を取り込むことが難しいため、ねりゴマ、すりゴマは最適といえるでしょう。
●ゴマはどこで生まれたの?
胡麻は熱帯地方原産の植物で、アフリカのサバンナに起源を発するとする説が有力視されています。胡麻が世界に広がるルートは、二つの大きな流れに分かれており、一つは陸路で、エジプトから地中海、中東、インドを経て、中国、日本まで伝えられました。
もう一つは海路で、アフリカ東部からアラビア、インド西岸、東南アジアへと運ばれました。
中国では、胡麻の文化は米に匹敵する歴史を有しています。黒胡麻は、八穀の中でも最も優れたものとされ、不老長寿の薬効を持つ植物として珍重されました。
日本への伝来も非常に古く、縄文時代の晩期には、関東以西で栽培されていたことが確認されています。しかし、中国から直接入ってきたか、朝鮮半島を経由してきたかは定かではありません。
●ゴマの選び方は?
粒が揃い、一粒一粒が丸々としていて大きいもの。
●ゴマの保存方法
開封前・開封後の上手な保存方法は?
ゴマや大豆に含まれる油分は、光・空気・熱により酸化が進みます。酸化の進行は保存方法に大きく左右されますので、下記の方法で保存しましょう。
<開封前>
直射日光・高温多湿を避けて保存してください。
<開封後>
【ゴマ製品(ねりゴマを除く)・きな粉製品】
チャック付きの袋製品はチャックをしっかりと閉め、チャックのない袋入り製品はビン等の密閉容器に移し替えて、冷暗所または冷蔵庫で保存してください。
他の容器に移し替える際は、「賞味期限・開封日」を分かるように記入しておくとよいでしょう。
【ねりゴマ製品】
冷暗所で保存しましょう。低温で保存するとゴマの油分が白く固まることがあるため、冷蔵庫に入れる必要はありません。ビン製品はビンの口をきれいに拭いてからフタを閉めてください。
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