調味料の不思議、塩。生き物の命の源、塩についてご説明します。

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今月のレシピ

●カボチャのサラダ
南瓜を、鍋で茹でる場合は水の量を少なくしてみて下さい。南瓜本来の甘味を味わえます!!

特選食材

●鰹
春から初夏にかけて出回るこの時期のかつおは「初鰹」と呼ばれます。
「女房を質に入れても食べたい魚」とまでいわれた程、その美味しさは格別です。

調味料の不思議発見

■塩
塩にまつわる不思議な話。
塩は人の心と体のバランスに不可欠な材料です。

皆さん塩分の取りすぎには注意してください。
最近はこのような表記を見かけることが多くなってきました。
それもこれも、インスタントな食品が増え、それらは塩分を大量に含んでいるのが原因と言われています。

昔の人に比べると確かに現代人は塩分を多めに取っているようですね。

しかし、塩分は人体に必要不可欠なもの。
人体の90%を構成する水分も塩水です。
涙も汗も塩辛いです。
実は人間は塩の塊でもあるわけですね。

いえ、これは人間だけでなく、地球上の動物性たんぱく質を持つ生命体は全てそうなんです。
なぜなら塩分には細胞を正常に機能させるという、もっも重要な機能が備わっているんです。(表1参照)
塩の機能
  

機  能



役  割

   1)浸透圧維持


細胞を正常な大きさに維持し、正常に機能させる

   2)水分調整


体内の水分を調整し、浮腫防止の指標となる。

   3)酸・塩基平衡


体内のpHを弱アルカリ性に維持し、正常に機能させる。

   4)食べ物の消化


胃液をはじめ、各種消化液の成分となって消化を助ける。

   5)神経伝達


神経細胞の刺激伝達に関与する。

   6)栄養素の吸収


ブドウ糖やアミノ酸の吸収に関与する。

これほど人体に大切な機能を持っている塩ですが、近年の塩は人工的な生成が主になり、昔の塩とは性質も本質も大分変化しているそうです。

その中で【減塩】という言葉が登場しました。(高血圧との関係が良く話題に上りますね)

しかし、塩分は人体にとても重要なものです。
それがいけないとはどういうことなのか…塩分を控えすぎるのも間違いなく人体には悪影響で、どのくらいの摂取量が適正なのかは、いまだに論争の的です。かといって世間で噂される言葉も気になります。

食材レシピとしても、塩は料理に欠かせない食材です。そこで色々と調べてみると…
食塩、精製塩、食卓塩、再製自然塩、自然海塩、輸入塩。
たくさんあるんですね?塩の種類って…

これでいよいよ分からなくなってきました。
お塩の謎は深まるばかり、そんな時でした。

「人体に悪影響を与えるのは塩素です。
塩分は人だけでなく全ての生き物が絶対必要としている栄養素なんですよ?
だから塩分と塩素は分けて考えてください」

と教えてくださる方がいました。

そしてその方が教えてくれたお塩。
それが藻塩(もしお)です。

これが藻塩(もしお)です。

驚きました。
塩といえば白いものとの固定概念がありましたが、茶色いんです。
いや、茶色と言うか琥珀色と言うか… 
とにかく白くない

その理由を長崎県五島で藻塩を作っている古田さんに聞いてみると、海洋ミネラルを大量に含んでいるから白くないとのこと。

とのこと、なるほど、これは海の色なんですね。

確か砂糖にも白糖と黒糖がありますが、まさに黒塩という訳ですね。
隣に並んでいる白いお塩は母塩です。
清澄な海水を汲み上げ作られた自然海塩で、また通常のお塩とは明らかに違うお塩です。


もちろんこの藻塩に秘められた秘密まだまだ沢山あります。
紙面(?)の都合上、あまり詳しくは記載できませんが、一つをご紹介すると、ヨードが多く含まれているそうです。

ヨードとは、海藻や魚介類に多く含まれるミネラルのことで、甲状腺ホルモンの生成になくてはならないものです。

甲状腺は副腎とともに代謝機能や身体の調整に関ってきます。

なんだかすごい話です。

たかが塩。されど塩。人の営みに無くてはならない塩だからこそ、厳選に厳選を重ねてほしいです。
そして将来は藻塩が食卓に当たり前のように並んでほしい。そんな想いで藻塩をご紹介しています。